復興支援検証会議の開催
東日本大震災から1年が経過したいま、確かに、被災地では瓦礫の撤去が進み、新しいまちづくりが動きはじめ、少しずつ、産業再生の息吹も聞こえ始めています。
しかしながら、健康、お金、仕事、福祉、教育など、仮設住宅等で避難生活を送る30万人以上の人びとの暮らしのさまざまな面で、また、これから新たに立ち上げていく集落やコミュニティのあり方を描いていく上では、依然として複雑で困難な問題が山積しています。 こうした中、被災地で奮闘する地元のリーダーたちが一堂に結集。それぞれの地元において、自らが支援者として悪戦苦闘すると同時に、地域外から提供されるさまざまな支援の受け手でもある当事者たちの視点から、被災地における「支援」のあり方について、ありのままに議論し合う場「復興支援検証会議」を緊急開催します。
この会議のテーマは、「支援」の原点を見つめ直すこと。
より効果的な支援が、より適切に届くために、この社会において整えなければならないものは何か。
日本国内はもとより、世界中から多大な「支援」を受けた被災地から、深い感謝の気持ちとともに、これまでの経験より得られた貴重な学びを共有し、そして、世界のどこかで起こり得る、将来の万が一の状況へのメッセージと課題提起を行います。