韓国製発電機を日本へ
キューバの10ペソ紙幣(写真)に登場する現代重工業の移動式発電機が、11日に大地震と津波の被害を受けた日本に送られることになった。
外交通商部(省に相当)は20日、現代重工業が開発した1.7メガワット級の移動式発電設備「PPS(Packaged Power Station)」4台を支援すると共に、技術陣を日本の被災地に派遣すると発表した。PPSは長さ12メートル、幅、高さ各2.3メートル規模の40フィートコンテナ内に、発電機の機動に必要な設備を搭載した、一種の小規模発電所だ。
この発電機は、大規模発電所を建設するのが困難な島や砂漠などで電力を生産することが可能で、中南米や中東各国で人気を集めている。特に昨年、ハイチやチリで大地震が発生した際も、この発電機は正常に稼働した。キューバにはすでに544台が輸出され、キューバの電力生産の35%を担っている。2007年には、「エネルギー革命」というスローガンと共に発電機の絵が10ペソ紙幣に登場した。