まち全体を一つの学校に見立て、南三陸で特技や得意なことを持った「人」を「部長」と呼び、期間中にまちの中で様々な「部活動」を行っていく試みです。
この試みをやろうと動き始めたのは、東日本大震災から2年が過ぎた2013年の4月。
止まらない人口流出に危機感を持ち、観光でまちを盛り上げ、出ていくのではなく住みたいと思えるまちをつくっていこうと企画をし始めました。
そんな中で出会ったのが、全国各地で行われているオンパク手法、そこから派生したNPO法人吉備野工房ちみちの「みちくさ小道」及び石巻圏内で行われている「石巻に恋しちゃった」に携わる方々でした。
ここから多くの学びと刺激を受けコンセプトを固めていきました。
観光でいかに人に来てもらうか、を考える前に、
本質的にまちの魅力を高めることが必要だと。
「このまちに住む人たちは魅力的だ」と、訪れる方々は口にします。
ただ、同じまちの中でもまだまだお互いのことを知らない、会ったことがない、という場合が多いように感じます。
そこで、その人が持つ魅力を「部活動」という形で披露し、部活を行う「部長」たちを集めた冊子をつくることでその存在を知り、新たに部長になろうとする人が出てくることを期待しています。
「南三陸おらほの学園祭」を続けることによって、部長と部活動がどんどん生みだされる循環をつくり、人の魅力があふれる活気のあるまちをつくっていきたい。
おらほの学園祭でおらほの魅力を高めていきます!