キッズドア 東北復興応援サイト
■キッズドアからのメッセージ
2011年3月11日
この日は、すべての日本人にとって忘れられない日となりました。
3ヶ月半が過ぎ、被害が甚大だった海岸沿いの地域や原子力発電所の近隣地域では、まだまだ厳しい状況が続いていますが、支援に対するニーズは「生きる」ことを支えるものから、「生活を取り戻す」「未来を作る」ことへと変化しています。
子どもたちにとっては、「生きられる」という安心から、「自分の将来は?」という不安を抱える時期に移行しています。教育格差がますます大きくなる日本社会で、直接に被災した子どもたちはもちろん、被災により経済的打撃を受けた多くのご家庭の子どもたちが、「被災者」です。
大切な人を亡くした子どもたちはもちろん、トラウマやPTSDなどの心の傷を負ったり、住み慣れた土地を離れて転校する、進学をあきらめる、塾や習い事、部活をやめる・・・・輝かしい未来への夢や希望を一瞬にして奪われた多くの子どもたちがいます。
今こそ、社会全体が一丸となって、子どもたちを支えなければなりません。
震災によって、将来の夢や希望を失う子どもを一人も出さない!
皆様と一緒に力を合わせれば、きっとできる、私たちは信じています。どうか、一人でも多くの皆様が、お力を貸し
てくださるよう、何とぞよろしくお願いいたします。
2011年6月25日
特定非営利活動法人キッズドア
理事長 渡辺由美子