平成23年3月11日に発生した東日本大震災並びに東京電力福島第一原発事故に伴い、多くの住民の方々が大変不自由な避難生活を余儀なくされるとともに、多くのペットを失い、また、離れ離れに生活せざるを得ない状況となりました。
このような中、平成23年4月15日に福島県動物救護本部(構成団体:福島県・福島県獣医師会・郡山市・いわき市・福島県動物愛護ボランティア会)を立ち上げ、被災ペットを保護収容することを目的に動物シェルターを福島市郊外に設置いたしましたが(第一シェルター)、収容頭数の増加に伴い、更に第二シェルター(田村郡三春町)を開設することとなりました。
動物シェルター開設以来、各種団体はじめ関係企業、全国各地の方々から物資両面にわたり暖かいご支援を頂くとともに、多くのボランティアの方々のご援助を賜りほぼ順調に運営が出来ていることに対し、心より厚く御礼を申し上げます。
本県の災害は原発事故という特殊な事情があるため、復旧復興までには多くの時間を要するものと思われます。
また、保護されているペットは集団管理のなか多くのストレスも受けており、これらペットの幸福を考えると早急に飼い主への返還や新たな里親への譲渡を推進し、飼育環境の改善を図ることが一番かと思われますので、今後とも皆様方のご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
この度、福島県動物救護本部ホームページをリニューアルいたしました。
これからも被災ペットの近況など随時新しい情報を提供できるよう努力をいたしますのでよろしくお願い申し上げます。
福島県では保護した被災動物の殺処分は行っておりません。