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日本を支える子どもたちを、東北から送り出したい|森の図書館

2013年9月27日 (金)

図書館大槌子ども

「亡くなった大切な人に思いが伝えられるように」と自宅の庭に置いていた電話線がつながっていない電話ボックス「風の電話」がきっかけで、大槌町浪板に石造りの小さな図書館が建った。花の匂いをかぎ、鳥の声に耳をすませながら本を読んでほしい-。佐々木格さん(67)はそう願う。

報道を通じて、風の電話を知った被災者や全国のボランティアが訪れるようになった。「ようやく別れを告げられた」。ボックスの中に置かれたノートには、そんな言葉が並ぶようになった。2011年6月、風の電話のことを知った東京の出版社を創業した藤森建二さんが佐々木さんの元を訪れた。自然に囲まれた環境を「子どもたちのために生かそう」と2人で図書館の開館に思いが至った。
もともとギャラリーにしようと、庭の一角に石を積み上げていたコテージを図書館にすることに決めた。ボランティアたちと一緒に急ピッチで作業を進めた。本は藤森さんのほか、佐々木さんの知人、活動を知ったボランティアらから寄贈を受け、約1千冊を集めて2012年4月にオープンにこぎつけた。
2階建て約40平方メートルの建物はすべて手作りだ。開館後、全国から「図書館に置いてほしい」と送られ、蔵書は約4千冊に登る。1階には写真集や画集、新書、文庫本がそろい、談話用のテーブルが置かれている。2階は絵本や児童書が中心だ。子どもたちが好きな姿勢で読めるようにカーペットを敷き、ソファを備えている。

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3.11復興支援情報サイト 助けあいジャパン 更新停止のご挨拶

サイト「助けあいジャパン」更新停止のお知らせとお願い
いつも「助けあいジャパン」の活動にご理解とご協力をありがとうございます。
私たち「助けあいジャパン」は東日本大震災の発災後いち早くサイトを立ち上げ、いままで情報支援活動・ボランティア支援活動を、プロボノの方々をはじめたくさんの方々のご協力のもと行ってまいりました。
震災から5年半、地道に更新を続けてまいりましたが、このたび、情報支援サイトとしてある一定の役割を終えたと判断し、サイト「助けあいジャパン」の更新をいったん停止させていただこうと思います。
いままでご協力いただいた方々、応援してくださった方々、情報をくださった方々、そして私たちのサイトを見て東北に行ってくださった方々、本当にありがとうございました。
情報支援サイトの更新はいったん停止いたしますが、支援活動に終わりはありません。これからもフェーズに合わせた支援活動を続けていきたいと思っております。
なお、熊本地震では「いまできること」(http://imadekirukoto.jp/)というサイトを運営し、情報支援活動を続けております。
今後、ボランティア・ニーズが起こるような大規模災害において「いまできること」サイトを中心に支援活動を行ってまいります。
これからも「助けあいジャパン」をよろしくお願いいたします。

2016年 9月 7日
代表理事 石川淳哉・佐藤尚之