第一回 After 3.11 Film Festival
After 3.11 Film Festivalは、忘れてはいけないコトから、”忘れられないコト”へ、のスローガンのもと、2012年8月に設立されました。2011年3月11日に発生した東日本大震災。地震や津波で多くの人が亡くなられ、原発事故により未だに避難を余儀なくされている人々がいます。近年稀に見る大災害を経験し、直接的な被害を受けていない人々も、自らと社会との関わり方を見直し、生き方を考え直すこととなったのではないかと思います。
私たちに求められていることは、震災から多くのことを学び取り、それを実践に移して行くことが必要とされているのではないでしょうか。
After 3.11 Film Festivalでは、震災や原発事故など“3.11”に関連するテーマを取り扱った映画を通して、観客一人ひとりが知覚し、行動するキッカケを提供します。震災後、プロ・アマチュアを含め多くのクリエイターが被災地に入ました。「何かを伝えたい」という思いには、人々の心を突き動かし、行動へと駆り立てる力があります。そのような変化は、東北の被災者を、これから起こりうる災害の犠牲者を、或は私たちの身近な誰かを救う分岐点となるのではないかと考えます。私たちは、そのような変化の連鎖を創り出す第一点に、この映画祭をしていきたいと思っています。