米国人ツアー、被災地復興の呼び水に 経済協力の模索も
東日本大震災の被災地で外国人の力が経済復興に一役買っている。数十人規模の外国人ボランティアツアーが被災地を訪れて、風評被害撲滅の先導役となったほか、経済協力を模索する企業の動きも出てきた。
6月2、3日、20人強の米国人グループが復旧途上にある日本三景の1つ、松島を訪れた。目的は観光。4月29日の営業再開後も閑古鳥状態となっていることが多い松島湾の遊覧船を楽しんだ。大手旅行会社の添乗員は「船が動いても、1カ月仕事がなかった」と“初仕事”を喜んだ。